• "成田委員"(/)
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  1. 滋賀県議会 2023-02-08
    令和 5年 2月 8日土木交通・警察・企業常任委員会-02月08日-01号


    取得元: 滋賀県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-15
    令和 5年 2月 8日土木交通警察企業常任委員会-02月08日-01号令和 5年 2月 8日土木交通警察企業常任委員会           土木交通警察企業常任委員会 会議要録                                開会 10時20分 1 開催日時      令和5年2月8日(水)                                閉会 10時58分 2 開催場所      第二委員会室 3 出席した委員    桑野委員長中村委員長、             杉本委員白井委員目片委員富田委員成田委員             九里委員今江委員 4 出席した説明員   門間土木交通部長および関係職員 5 事務局職員     中村主査福野主任主事 6 会議に付した事件  別紙次第書のとおり
    7 配付した参考資料  別紙のとおり 8 議事経過概要   別紙のとおり                  議事経過概要 開会宣告  10時20分 《土木交通部所管分》 1 信楽高原鐵道への支援に関する方針について (1)当局説明  渡辺土木交通部管理監 (2)質疑意見等桑野仁 委員長  今の説明の中で、まずは6年間支援するという話がありましたが、以降も継続して支援することになるのですか。 ◎渡辺 土木交通部管理監  今後の6年間については、甲賀市の地域公共交通計画期間に合わせた支援になります。その後どのようにしていくかについては、計画期間状況等もしっかりと見極めながら、計画期間が終了する前に改めて判断することになると考えています。 2 (仮称)滋賀道路整備アクションプログラム2023の策定について (1)当局説明  野田道路整備課長 (2)質疑意見等白井幸則 委員  資料の2ページ目で、整備目標延長として道路整備率2%向上、アウトカム指標として所要時間何パーセントかの縮減を掲げており、渋滞混雑度を下げていこうとしています。産業の発展や観光の振興の経済波及効果も大きいと思いますけれども、渋滞を緩和し、移動時間を短縮することによる経済的な効果も非常に大きいと思います。この経済波及効果をどれぐらい見込んでいますか。  資料の3ページ目の(3)②県内東西間の移動時間短縮に向けて検討する道路ネットワークについてですが、大きな道路ネットワークや県境をまたがるようなことも考えていかれると思います。以前の委員会で、道路整備課がしっかりと考えてやっていきますという話がありましたので、心強く思っているのですが、こうしたことを考えて進めていくに当たり、今の組織体制でしっかりと検討していけるのですか。場合によっては、人を増員し、係なり室なりをつくることも考えるべきではないですか。滋賀県では、平成2年に環びわ湖放射状ネットワークの形成に向けた構想がつくられ、そうした構想などを下地にしながら、30年間にわたって道路整備が進んできました。東西間の移動時間短縮に向けた検討をしていくのであれば、これから20年、30年にわたって、滋賀県の道路整備下地になるようなすばらしいものをつくってもらいたいという思いがありますが、どのように考えていますか。 ◎野田 道路整備課長  1点目についてですが、アウトカム指標では所要時間の縮減を設定したいと考えています。委員指摘のとおり、道路ができることによる経済への寄与、経済波及効果は少なからずあると考えていますが、現時点で、アウトカム指標として経済波及効果を見ていくというのは非常に困難だと考えています。アウトカム指標の設定に当たっては、道路整備が行われたことで、円滑に移動ができるといった直接的な効果が見えるようにしたいと考えています。例えば道路ができたことによってまちが広がり、そこに人や物が集まってくるといった経済波及効果については、アウトカム指標とは別のところで、今後、いろいろな事例を集めながら整理していきたいと思います。道路整備必要性を訴えるときのアピールの材料にもなると思いますので、そうした情報収集や整理を、これまで以上に意識しながら取り組んでいきたいと思います。  2点目についてですが、今後の道路ネットワーク整備に向けて、しっかりと取り組んでいきたいと考えています。委員が御指摘いただいた人員体制については、個人的な思いからすると、道路事業人員は十分ではなく、個人に負担をかけながら進めているところです。将来に向けて、県民の方々にいいインフラを残していくためにはやらなければならないという意識を持ち、取り組んでいきたいと考えています。道路整備課と各土木事務所でしっかりと連携しながら取り組んでいきたいと考えています。 ◆白井幸則 委員  国土交通省だと思いますが、渋滞による経済損失が12兆円と発表しています。12兆円というのは、単価掛ける時間で算出していると思います。道路整備率が2%向上することにより、所要時間が何時間短縮できるのかが分かれば、この単価を掛けて経済波及効果が算出できると思います。参考的な数字になると思いますけれども、道路整備を進めていく上で大切なことであり、アピールにつながると思います。  道路整備に当たり、5年、10年で実際に形にしていく部分も大切ですけれども、20年先、30年先、将来に向けて、こういう滋賀になっていくのだという形を考えていくことも必要です。都市計画審議会を経てプランができているので、まちづくりとも整合を図る必要があります。現状の職員だけだと、日々の仕事に追われて、そのことを深く掘り下げていくのには少し心もとないと思いますので、特別な係なり室なりをつくることも含めて検討をお願いします。 ◎門間 土木交通部長  道路を造る前に、どのような効果があるのかを説明することは非常に重要だと思っています。国で算出しているのは渋滞損失時間で、時間短縮の時間を単価に掛けて算出していると聞いていますが、委員指摘経済波及効果については、いろいろな手法があります。日々いろいろな分析方法が変わっていますので、そうしたことを勉強していきたいと思います。  この前も監査で言われましたけれども、事業が完了した後の実際の効果をきっちりまとめていくことも重要だと思っています。そういったものを持って、新しいものにぶつかっていくということも今後していきたいと思っています。  組織体制について、御心配いただきありがとうございます。アウトカム指標については、土木事務所市町と一緒に進めていきたいと思います。もっと大きい話については、国や高速道路会社と連携していきます。組織体制については、また相談させていただければと思います。 ◆今江政彦 委員  全ての地域において、土木事務所単位で全4回の地域ワーキングを実施し、市町とも調整をして取りまとめたということですけれども、今後、アクションプログラムを進めていく上で、どのように住民理解を得て、住民意見を集約されようとしていますか。道というのは、その地域の環境の問題、先ほど話があった経済波及の問題、まちづくりという観点からも様々な影響がありますので、住民理解を得ることは計画を進める上で重要だと思います。  例えば、国道8号彦根東近江ルートが決まりましたので、いよいよ近江八幡から野洲方面ルートをどうするのかについて、住民皆さんも寄って、その環境問題、まちづくりを含めた議論を始める協議会を開催します。実際、道路整備をしようと思っても、住民皆さん理解が得られないと進まないことがあります。例えば、中部湖東幹線では、実際進めていくと、まちが分断されてしまう、いろいろな渋滞が発生するといった意見が出て、なかなか前に進めないということもあります。これまで地域ワーキングの中でいろいろな意見を聞かれたというのはそのとおりだと思いますが、今後、アクションプログラムを進める上で、その辺りをどのように整合性を持って進めていかれるのか、考えを聞かせてください。 ◎野田 道路整備課長  整備予定箇所を掲載したアクションプログラムを策定しますと、次年度以降はしっかりとアクションプログラムを実行していく、取り組んでいくという段階になります。委員指摘のように、まず大事なことは地域方々へ丁寧な説明をすること、理解をいただくことであり、これに尽きると考えています。最初にボタンの掛け違いや誤解を生んでしまいますと、それが後々まで影響してしまいます。私自身もこれまで来、こういった反省をかなりしてきました。最初から地域にしっかりと入り、まずは熱意を持って丁寧に説明し、そして信念を持って道路整備必要性を訴えていく、御納得いただく、これが一番大事だと考えています。そういったことをしっかりとやりながら事業を進めていきたいと考えています。 ◆今江政彦 委員  行政学識者がベストなものを描いて、それを下ろして住民理解を得る方法と、住民意見を積み上げて決めていく方法があります。スピードはどちらが早いかという話があり、確かにボトムアップでしようと思うとなかなか前へ進まないこともあると思います。どちらが正しいのか必ずしも言えないとは思いますが、いろいろな事業をするに当たり、いかに地域理解を得るのかというのは重要です。全て同じ方法がいいとは思いませんけれども、地域ごと状況を見ながら、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。 ◎野田 道路整備課長  道路計画を進めるに当たり、委員指摘のように、地元意見も非常に大事だと考えています。地元がこのような道路を望んでいる、地元が将来の道の活用を想定しながら、このような計画にしてほしいと望んでいる、そういった御意見をできる限り酌み取っていくことは重要なことだと認識しています。一方で、全体を公共の福祉の観点で見たときに、多くの方々がお使いいただく県道として、将来に向けてどのような道路整備すべきなのか、これは最後の責任を持つ行政がしっかりと判断する必要があると考えています。また、下した判断については、地域方々が御理解いただけるように、いかに丁寧な説明ができるのかが重要であり、しっかりと進めていきたいと考えています。 ◆白井幸則 委員  少しぼんやりとした質問で申し訳ないですが、この期間にここまでは終わるということでプランをまとめていますが、前回の2018よりもボリュームが増えたと思います。これに関わる予算、財源は、今までよりも多く必要になるという理解でいいですか。 ◎野田 道路整備課長  予算は必要です。この道路整備をしっかりとやり遂げるためには、当初予算に加えて、積極的に国の補正予算も確保していきたいと考えています。そういった形で予算を確保しながら、しっかりとアクションプログラムをやり遂げていきたいと考えています。予算確保におきましては、委員各位の御支援をよろしくお願いしたいと思います。 ◆白井幸則 委員  応援したいと思います。 ◆成田政隆 委員  ようやくいろいろと進んでいくことは、喜ばしいことであり、感謝します。しかしながら、これからの厳しい財政状況の中で進めていくに当たって、今回載っていない箇所で懸念されるところも多々あると思います。そこは10年間何も触らないというわけではなく、少しずつでも道路改良整備等を進めていくのか確認させてください。 ◎野田 道路整備課長  アクションプログラムに掲載したものは、一定規模以上の箇所です。それ未満の小規模な箇所におきましても、地域にとっては非常に重要な路肩拡幅であったり、歩道設置であったり、いろいろな事業があると考えています。そうした事業においても、地域の要望を承りながら、丁寧に対応し、しっかりと進めていくことも重要だと認識しています。 ◆成田政隆 委員  アクションプログラムに載っていないがために、大丈夫かなと思う方も多々おられると思います。そういったところに対しても、しっかりと方向性を見いだす形で取組を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 閉会宣告  10時58分  県政記者傍聴:中日、毎日  一般傍聴  :1人...